現在の2階建て鉄筋コンクリート造の西片会館は平成15年(2003)に竣工。西片町会関連の行事や会合に使われるとともに、各種集会やお稽古事など、一般使用のための貸し出しも行っている。災害時には連絡所として西片の防災拠点ともなり、町の人々にとって大切な場所である。
会館のある場所は明治時代には阿部伯爵家本邸の敷地内で、以前の町会事務所は阿部家邸内にあった木造住宅を、昭和4年(1929)に現在の場所に曳家(ひきや、建物を解体せずにそのまま引き移すこと)したものである。長く町会事務所として使われてきたが、老朽化したので建て替えた。